術三則
泉鏡花
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【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)帝王《ていわう》
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#「栩のつくり/廾」、第3水準1−90−29]《げい》
/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
*濁点付きの二倍の踊り字は「/″\」
(例)こと/″\
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帝王《ていわう》世紀《せいき》にありといふ。日《ひ》の怪《あや》しきを射《い》て世《よ》に聞《きこ》えたる※[#「栩のつくり/廾」、第3水準1−90−29]《げい》、嘗《かつ》て呉賀《ごが》と北《きた》に遊《あそ》べることあり。呉賀《ごが》雀《すゞめ》を指《さ》して※[#「栩のつくり/廾」、第3水準1−90−29]《げい》に對《むか》つて射《い》よといふ。※[#「栩のつくり/廾」、第3水準1−90−29]《げい》悠然《いうぜん》として問《と》うていふ、生之乎《これをいかさんか》。殺之乎《これをころさんか》。賀《が》の曰《いは》く、其《そ》の左《ひだり》の目《め》
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