》も勿論《もちろん》仲間内《なかまうち》に多《おほ》く、始終《しじう》顏《かほ》を合《あは》せるのが六|段《だん》佐佐木茂索《ささきもさく》、三|段《だん》和木《わぎ》清《せい》三|郎《らう》、三|段《だん》池谷《いけのや》信《しん》三|郎《らう》などで、時《とき》に六|段《だん》菊池寛《きくちくわん》、五|段《だん》廣津和郎《ひろつかづを》、七|段《だん》川崎備寛《かはさきびくわん》、六|段《だん》濱尾《はまを》四|郎《らう》、四|段《だん》古川緑波《ふるかはりよくは》、五|段《だん》菅忠雄《すがたゞを》などといふ所《ところ》、そして、そんな風《ふう》に書《か》き並《なら》べてみると、素晴《すばら》しい名人試合《めいじんしあひ》ばかりやつてゐるやうだが、時《とき》に手《て》に汗《あせ》を握《にぎ》るやうな亂牌振《らんパイぶり》も見《み》られゝば、颯爽《さつさう》たる一人拂《ひとりばら》ひ、思《おも》はず頤《おとがひ》を解《と》くやうな沖和《チユンホオ》もある。それに大概《たいがい》腕《うで》よりもより以上《いじやう》に口《くち》の達者《たつしや》な面面《めんめん》が多《おほ》いのだか
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