換すれば「タマ」になる。
髑髏《どくろ》を「されかうべ」と言う。この「され」は「曝《さ》れ」かもしれないが、ペルシア語の sar は頭である。
「唐児《からこ》わげ」を「からわ」という。日本紀《にほんぎ》に角子を「あげまきからわ」と訓してあるそうで、もしかすると「からわ」また「からは」は初めには頭を意味したかもしれない。とにかくロシアの golova, glava(セルボ・クロアチアも同じ)、チェッコの hlava, ズールの inhloko(in は接頭語)等いずれも「カラワ」と音が近い。
またこれらは子音転換《メタテシス》によれば前述のkhrの群になるのである。
冠《かんむり》の「イソ」というのは俚言集覧《りげんしゅうらん》には「額より頭上をおおう所を言う」とあるが、シンハリース語の isa は頭である。ハンガリアでは esz がそうである。もっとも「イソ」はまた冠の縁や楽器の縁辺でもある。海の縁でもあるから、頭と比較するのは無理かもしれない。しかし「上」は「ほとり」と訓《よ》まれることがあるのである。
「かうべ」の群中へ、かりに「神《かみ》」と「上《かみ》」も「髪《かみ》」
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