n。吾家有[#二]醤一甕。米一斗五升[#一]。窖[#二]于地中[#一]。可[#下]掘[#二]取之[#一]以代[#中]吾夫[#上]。兵不[#レ]從。劉氏曰。吾夫痩小不[#レ]可[#レ]食。吾聞婦人肥黒者味美。吾肥且黒。願就[#レ]烹以代[#レ]夫死。兵遂釋[#二]其夫[#一]而烹[#二]劉氏[#一]。聞者莫[#レ]不[#レ]哀[#レ]之。(『元史』卷二百一、列女傳)。
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『演義三國志』第十九囘に、劉備が呂布の爲に小沛を陷られて、敗走の途中、獵戸の劉安の家に宿せし時、劉安は劉備にその妻の肉を進めたことを記して、
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當下《ソノトキ》劉安聞[#二]豫州牧至[#一]。欲[#下]尋[#二]野味[#一]供食[#上]。一時不[#レ]能[#レ]得。乃殺[#二]其妻[#一]以食[#レ]之。玄徳曰。此何肉也。安曰。乃狼肉也。玄徳不[#レ]疑。遂飽食了一頓。天晩就宿。至[#レ]曉將[#レ]去。往[#二]後院[#一]取[#レ]馬。忽見[#三]一婦人殺[#二]於廚下[#一]。臂上肉已都割去。玄徳驚問。方知[#二]昨夜食者。乃其妻之肉[#一]也。
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