ノことずけるから、そいつを見せてくれ、男はゴルスツキンだが、本当はゴルスツキンじゃなくてリャガウイだ、しかし、おまえあいつに向かってリャガウイなんて言っちゃいかんぞ、怒るからな、もしあいつと談判をして、うまくいきそうだったらすぐ手紙をよこしてくれ、ただ『嘘ではない』と書きさえすりゃいいんだよ。初め一万一千ルーブルで頑張ってみたうえで、千ルーブルくらいは負けてやってもいい。しかし、それよりうえ負けちゃいかんぞ、まあ、考えてもみろ、八千ルーブルと一万一千ルーブル――三千ルーブルの開きじゃないか。この三千ルーブルは全く目つけものなんだよ。それに、またといって、なかなか買い手はつきゃせんし、今さしずめ金には困り抜いてるんだからなあ、もしまじめな話だという知らせさえあれば、その時はわしが飛んで行って片をつけるわい、なんとかして暇を見つけるさ。しかし、まだ今のところでは、坊さんの思い違いかもしれんからなあ、わしがわざわざ出かけてもしようがないよ」
「ちょっと、そんな暇がないんですよ、堪忍してください」
「まあさ、親爺の言うことも聞いてくれ、恩に着るぞ! おまえたちはどいつもこいつも不人情なやつばか
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