買鴻買Bッチが同じように、うるさくわたしをおせめになりますので、『どうして来なかった、もうすぐやって来るだろうか?』と、どちらも、あの御婦人がお見えにならなかったのを、まるでわたくしの罪かなんぞのようにおっしゃるのです。こうしてお二人のお腹立ちが日一日と、いえ、一時間一時間に、激しくなっていきますので、わたくしはときどき、恐ろしさのあまり、いっそ自殺してしまおうかと思うことがございますよ、若旦那、わたしはもうあのお二人にはつくづく匙《さじ》を投げましたよ」
「じゃ、なんだって掛かり合いになったんだい? なんだってドミトリイに内通を始めたんだ?」とイワン・フョードロヴィッチはいらだたしそうに言った。
「どうして掛かり合いにならずにいられましょう? それに、すっかりほんとのことを申しますと、けっしてわたくしのほうから掛かり合ったのではございません、わたくしは初めから黙っていて、一口もことばを返す元気もなかったのでございます、ただあの人が勝手にわたくしを自分の召し使いに、いわばリチャルドの役に決めておしまいになったのですよ、そのころから、もうなんぞといえば、『悪党め、もしあの女を見のがしたが
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