烽ィ目ざめになりましたら、フョードロヴィッチ・パーヴロヴィッチは、すぐにまたわたくしにつきまとって、のべつに聞き通しなさいますんで、『どうだ、あれは来なかったか? どうして来なかったのだ?』と、これが夜半の十二時ごろまで、いや十二時過ぎまでのべつに続くのでございますよ、そしてアグラフェーナ・アレクサンドロヴナがお越しにならなかったら(ことによったら、あの女《ひと》はまるっきり、そんな考えを持っていらっしゃらないのかもしれませんよ)、あくる朝はまたさっそくわたくしに飛びかかって、『なぜ来なかった? どうして来なかった? いったいいつ来るのだ』――と、まるでわたくしの罪かなんぞのようなことをおっしゃいますので、ところがまた一方では、そろそろ薄暗くなりかかりますと、――いえ、それよりもっと早い時もございますが、――今度はお兄さんが刃物を持って隣りへお見えになりましてね、『気をつけろよ、悪党、煮出汁《だし》とり野郎、もし貴様があの女を見のがして、ここへ来たことをおれに知らせなかったら、誰よりまっ先に貴様を打ち殺してくれるぞ』とおっしゃいます、それから夜が明けて朝になると、今度はフョードル・パー
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