ノはちゃんと察しがつくだろうよ。で、もし、子供までが同じように地上で恐ろしい苦しみを受けるとすれば、それはもちろん、自分の父親の身代わりだ、知恵の実を食べた父親の身代わりに罰せられるんだ――でも、これはあの世[#「あの世」に傍点]の人の考え方で、この地上に住む人間の心には不可解だ。罪なき者が、他人の代わりに苦しむなんて法はないじゃないか。まして罪なき子供が! こう言ったら驚くかもしれないがね、アリョーシャ、僕もやはり子供が好きでたまらないんだよ。それに注目すべきことは、残酷で情欲や肉欲の旺盛なカラマゾフ的人物が、どうかすると非常に子供を好くものだよ。子供が本当に子供でいるあいだ、つまり七つくらいまでの子供は、おそろしく人間ばなれがしていて、まるで別な性情を持った別な生き物の観があるよ……。僕は監獄へはいっている一人の強盗を知っているが、その男は商売のために、毎晩毎晩あちこちの家へ強盗にはいって、一家族をみなごろしにするようなこともよくあるし、時には一時に幾人もの子供を斬り殺すような場合もあった。ところが、監獄へはいっているうちに、奇態なくらいに子供が好きになったのだ。やつは獄窓から庭に
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