ば、四十年たったからって、お互いに知り合いになることはありゃしない。ところがどうだ。料理屋の一分間をぬすんでどんな議論を始めると思う? それは決まって宇宙の問題なのさ、つまり、神はあるかとか、不死はあるかとかいう問題なんだ。神を信じない連中は社会主義だの、無政府主義だのをかつぎだしたり、全人類を新しい組織に変えようなどという話をもちだす。ところが結局は同じような問題に帰着するんだよ、ただ別々の端から出発するだけの違いだ。こんな風に非常に多くの最も才能あるわが国現代の少年たちが、ただ永久の問題ばかりを話題にしているんだ。ねえ、そうじゃないか?」
「ええ、神はあるか、不死はあるかという問題と、それから兄さんのおっしゃったように、別の端から出発した問題は、現代のロシア人にとって、何よりも第一番の問題なんです。また、そうなければならないのです」やはり同じように、静かな探るようなほほえみをうかべながらアリョーシャはこう言った。
「ねえ、アリョーシャ、ロシア人たることも、ときにはあまり感心しないが、しかし、今ロシアの少年たちが没頭しているぐらいばかばかしいことも想像ができないな。もっとも僕はたった
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