――あの佝僂の天使、つまり、わたくしの娘を療治してやることができるんでございます。いつかお医者のヘルツェンシュトゥベ様が、御親切なおぼしめしから、わたくしどもへおいでくださいまして、まる一時間ばかりも可哀そうな親子の者を診《み》てくださいましたが、『どうにもわからん』とおっしゃるんでございますよ。しかし、それでも、こちらの薬種屋で売っている鉱泉を、母ちゃんの処方に書いてくださいましてね、これはたしかにききめがあるとのことでした。それらの薬湯の素もやはり処方してくださいました。鉱泉は三十カペイカいたしますが、どうしても四びんくらいは飲まなければなりません。わたくしはその処方を聖像の下の棚へ載せて、今もって、そのままにしておくような始末です。ところで、ニイノチカのほうは何かの薬を熱く沸かして、お湯を使わせるようにとのことでした。しかも毎日朝晩二度ずつなのでございますよ。あなた、どうしてまあ、手前どもで、そんな療治ができるものでしょう? あの小屋で、女中もなく、手伝いもなく、道具も水もなしに何ができましょう? ところが、ニイノチカはひどいレウマチなんでございますよ。わたくしはこのことをお話し
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