んじゃございませんか、もしわたくしがこれを受け取りましたら、え!」
「いや、いや、なあに、そんなことはありませんよ! 僕は命にかけても誓いますが、そんなことはありませんとも! それに、けっして誰も知る者はいないんですもの。知ってるのは、僕たちばかりですよ。僕とあなたとあの人と、それにあの人がかなりに親しくしている奥様がもう一人……」
「奥様なんかどうでもいいです! ねえ、アレクセイ様、どうぞ聞いてくださいまし。全くもう何もかも聞いていただかなくてはならない時が来たんでございますよ。なぜといって、今この二百ルーブルというお金がわたくしにとって、どんな意味を持っているか、あなたは御存じないからなので」二等大尉はしだいしだいに取り乱しながら、ほとんど野性的なくらいに有頂天になって、ことばを続けた。彼は前後をも忘れたかのように、まるで自分の言いたいことを、すっかり言わしてもらえなかったからと、そればかりを心配しているように、思いきり早口に言うのであった。「この金が非常に尊敬すべき神聖な『妹』から、真心こめて、贈られたということは別として、現在、わたくしはこの金でもって、『母ちゃん』とニイノチカ
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