、まるであなたそっくりでしたわ。だけど、もう行きましょう、行きましょう。アレクセイさん、あなた大急ぎであの頼まれたところへいらっしゃい、そしてすぐ帰ってらっしゃい。リーズ、何か用はなくって? 後生だから、一分間でもアレクセイさんを引き留めないでおくれ、すぐにおまえのところへ帰っていらっしゃるんだから」
ホフラーコワ夫人はやっとのことで、駆け出した。アリョーシャは出て行く前に、リーズの部屋の戸をあけようとした。
「どんなことがあってもだめよ!」とリーズは叫んだ、「今はもう、どんなことがあってもだめよ! そのまま、戸の向こうからお話しなさい。あなたはどうして天使のお仲間入りをしたの! わたしそれ一つだけは、聞かしていただきたいの」
「ひどくばかげたことをしでかしたからですよ! リーズさん、さようなら!」
「あなたはよくまあ、そんな帰り方ができますわね」とリーズは叫んだ。
「リーズさん、僕にはほんとに悲しいことがあるんです! すぐ帰って来ますが、僕には、とても悲しい悲しいことがあるんです!」と言って、彼は部屋を駆け出して行った。
六 小屋における破裂
事実、彼にはいまだかつて、
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