ワえ、あれに会うかもしれんな……しかし、あすの朝、間違いなくわしのところへ来てくれよ、きっとだぞ、わしはそのとき、おまえに一つ話したいことがあるのだよ、来てくれるか?」
「まいります」
「来てくれるのなら、勝手に見舞いに寄ったような顔をしていてくれ、わしが呼んだということは誰にも言うんじゃないぞ、イワンにはなんにも言っちゃならんぞ」
「承知しました」
「さようなら、わしの天使、さっきおまえはわしの味方をしてくれたな、あのことは死んでも忘れんぞ、あすはぜひ、おまえに言わにゃならんことがあるけど……まだもう少し考えてみなければならんから……」
「いま気分はいかがです?」
「あすはもう起きるよ、あすは、すっかりもうなおるわい、すっかり!」
 庭を横切ろうとして、アリョーシャは、門ぎわのベンチに腰掛けているイワンに出会った。イワンは鉛筆で何か手帳に書きつけていた。アリョーシャはイワンに、父が眼をさまして正気に返ったことと、自分に修道院へ寝に帰ってもいい、と言ったことなどを話した。
「アリョーシャ、あすの朝、僕はおまえに会えたらたいへん都合がいいんだがな」とイワンは立ち上がって、愛想よく言いだし
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