は今日になってもなおおれの胸を突き刺すのだ! おまえは今おれが気楽だとでも思うかい。今日おれが気楽にしているとでも思うのかい? その時おれはすぐに返事を書いた(おれはどうしても自分でモスクワへ出かけるわけにはいかなかったのだ)。おれは涙を流しながらそれを書いたよ。ただ一つ永久に恥ずかしいと思うのは、その手紙に、今のあなたは金持ちで持参金まであるのに、僕は兵隊あがりの貧乏士官だ、と書いたことだ――金のことなどを言ったのだ! そんなことはじっと耐えていなければならなかったのに、つい筆がすべってしまったのだ。これといっしょに、モスクワにいたイワンへ手紙でできるだけ詳しく、書簡箋《しょかんせん》を六枚も使ってすべての事情を説明してやって、イワンをあの女のところへやったのだ。おまえ、なんだってそんな目をして僕を眺めるんだい? そりゃあ、イワンはあの女に惚《ほ》れこんでしまったのさ、そして今でも惚れているよ。おれは、なるほど世間の眼から見て、ばかなことをしたものだと、自分でも思ってるのさ。しかし、今となってはそのばかなこと一つだけが、われわれ一同を救うことになるのかもしれないんだ! あああ! おま
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