観察したがね。ところでおれはだしぬけに四千五百ルーブルの金を郵便で受け取ったんだが、もちろんどうしたことかと思って、唖《おし》のようにびっくり仰天したものだよ。三月するとかねて約束の手紙も届いた。それは今でもここに持っている。おれはいつもこれを肌身につけていて死んでも離さないよ、――なんなら見せてやろうか? いや、ぜひ読んでくれ。結婚の申しこみなんだ。自分から申しこんで来たんだよ。
『わたしは気ちがいのように恋しております。あなたがわたしを愛してくださらなくてもかまいません。どちらにしても、どうぞわたしの良人になってください。でも、お恐れになることはいりません。どんなことをなさいましてもわたしはあなたの邪魔だてをするようなことはいたしません。わたしはあなたの道具になります、あなたの足に踏まれる毛氈《もうせん》になります……。わたしは永久にあなたを愛しとうございます、あなたをあなた御自身からお救いしとうございます……』アリョーシャ、おれはこの数行の文句を、自分の陋劣なことばと陋劣な調子で語り伝える資格がないよ、おれのいつもの陋劣な調子は自分でどうしてもなおすことができないのだ! この手紙
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