』すると、ひどくびっくりして、『どうか脅かさないでください。誰からいったいお聞きになって?』『心配することはありませんよ、僕は誰にも話しやしませんからね。御存じのように、僕はこんなことにかけたら、墓石同然ですよ。しかしそれについて、いわば「万一の場合に」といった形で、つけ足しておきたいことがあるんです。それは、もし当局がお父さんに四千五百ルーブルの金を請求した場合、その金がお父さんになければさっそく軍法会議にかけられて、それからあのお年で一兵卒の勤めをなさらなければならんのです。そんなだったら、いっそお宅の女学生さんを内緒で僕んところへおよこしなさい。ちょうど僕に金を送ってきましたから、あの人に四千ルーブルあげますよ。そして金輪際その秘密を守りますよ』『まあ、なんて卑劣なかたでしょう!(ほんとにそう言ったんだよ)――まあ、ひどい、なんて卑劣なかたなんでしょう! よくもそんなことをおっしゃいますわね!』そして恐ろしくぷりぷりして出て行ったが、おれはその後ろからもう一度、どこまでも秘密は神かけて守り通すからと、叫んだものだ。この二人の女、つまりアガーフィヤとその伯母とは、これは後の話だが、
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