後世への最大遺物
内村鑑三

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【テキスト中に現れる記号について】

《》:ルビ
(例)余《よ》の講話を

|:ルビの付いていない漢字とルビの付く漢字の境の記号
(例)洛陽|東山《ひがしやま》

[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
   (数字は、底本のページと行数)
(例)[#26字下げ]東京青山において
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     はしがき

 この小冊子は、明治二十七年七月相州箱根駅において開設せられしキリスト教徒第六夏期学校において述べし余《よ》の講話を、同校委員諸子の承諾を得てここに印刷に附せしものなり。
 事、キリスト教と学生とにかんすること多し、しかれどもまた多少一般の人生問題を論究せざるにあらず、これけだし余の親友京都便利堂主人がしいてこれを発刊せしゆえなるべし、読者の寛容を待つ。

  明治三十年六月二十日
[#26字下げ]東京青山において
[#32字下げ]内 村 鑑 三
[#改頁]

     再版に附する序言

 一篇のキリスト教的演説、別にこれを一書となすの必要なしと思いしも、前発行者の勧告により、印刷に附して世に公《おおやけ》にせしに、すでに数千部
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