物のいわれ
楠山正雄
−−
【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)物《もの》のいわれ
|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)一|度《ど》
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(例)物のいわれ(上)[#「(上)」は縦中横]
−−
目次
物のいわれ(上)[#「(上)」は縦中横]
そばの根はなぜ赤いか
猿と蟹
狐と獅子
蛙とみみず
すずめときつつき
物のいわれ(下)[#「(下)」は縦中横]
ふくろうと烏
蜜蜂
ひらめ
ほととぎす
鳩
物《もの》のいわれ(上)[#「(上)」は縦中横]
そばの根《ね》はなぜ赤《あか》いか
一
あなたはおそばの木を知《し》っていますか。あんなに真《ま》っ白《しろ》な、雪《ゆき》のようなきれいな花《はな》が咲《さ》くくせに、一|度《ど》畑《はたけ》に行って、よくその根《ね》をしらべてごらんなさい。それは血《ち》のように真《ま》っ赤《か》です。いったいおそばの根《ね》は、いつからあんなに赤《あか》く染《そ》まったのでしょうか。それにはこんなお話《はな
次へ
全33ページ中1ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
楠山 正雄 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング