めならぶたれても、そんなにつらくはないよ」とかれは笑《わら》いながら言った。
カピの罪《つみ》
わたしたちは晩《ばん》までレッド・ライオン・コートへ帰らなかった。父親と母親はわたしたちのいなかったことをなにも言わなかった。夕飯《ゆうめし》のあとで父親は二|脚《きゃく》のいすを炉《ろ》のそばへ引《ひ》き寄《よ》せた。すると祖父《そふ》からぐずぐず言われた。それからかれは、わたしたちがフランスにいたころ、食べるだけのお金が取れていたか、わたしから聞き出そうとした。
「ぼくたちは食べるだけのものを取っただけではありません。雌牛《めうし》を一頭買うだけのお金を取ったのです」とマチアはきっぱりと言った。そのついでにかれはその雌牛でどういうことが起こったか話した。
「おまえたちはなかなかりこうなこぞうだ」と父親が言った。「どのくらいできるかやっておみせ」
わたしはハープを取って一曲ひいたが、ナポリ小唄《こうた》ではなかった。マチアはヴァイオリンで一曲、コルネで一曲やった。中でコルネのソロが、ぐるりへ輪《わ》になって集まった子どもたちからいちばんかっさいを受けた。
「それからカピ
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