えてしまったにちがいない。
親方がかれを優《やさ》しく呼《よ》んだ。かれは動かなかった。わたしたちはかれがもう死んでいると思った。
数分間親方はかれを続《つづ》けさまに呼んだ。けれどさるはもう生きているもののようではなかった。
わたしの心臓《しんぞう》は後悔《こうかい》で痛《いた》んだ。どれほどひどく罰《ばっ》せられたことだろう。
わたしはつぐないをしなければならない。
「登ってつかまえて来ましょう」とわたしは言った。
「危《あぶ》ないよ」
「いいえ、だいじょうぶです。わけなくできますよ」
それはほんとうではなかった。それは危険《きけん》でむずかしい仕事であった。大きなこの木は氷と雪をかぶっているので、それはずいぶん困難《こんなん》な仕事であった。
わたしはごく小さかったじぶんから木登りをすることを習った。それでこの術《じゅつ》には熟練《じゅくれん》していた。わたしはとび上がって、いちばん下のえだにとびついた。そして木のえだをすけて雪が落ちて日の中にはいって来たが、でもどうやら木の幹《みき》をよじて、いちばんしっかりしたえだに手がかかった。ここまで登れば、あとは足をふみはず
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