十六歳。伯林におはす。三品に叙せられさせ給ふ。北白川宮を襲《つ》がせ給ふ。御父邦家親王薨ぜさせ給ふ。
六年癸酉、二十七歳。伯林におはす。
七年甲戌、二十八歳。伯林におはす。
八年乙亥、二十九歳。伯林におはす。聯隊勤務に就かせ給ひ、普魯士《プロシア》国陸軍大学校に入らせ給ふ。歩兵少佐に任ぜられさせ給ふ。
九年丙子、三十歳。伯林におはす。紀尾井町の第《やしき》の地を賜はる。
十年丁丑、三十一歳。初め伯林、後東京におはす。普魯士《プロシア》国陸軍大学校の業を卒《を》へさせ給ひ、四月十二日伯林を発せさせ給ひ、七月二日紀尾井町の第に帰り入らせ給ふ。
十一年戊寅、三十二歳。東京におはす。戸山学校に入らせ給ふ。仁孝天皇の御猶子《ごいうし》に復《かへ》らせ給ふ。近衛局出仕にならせ給ふ。勲一等に叙せられさせ給ふ。妃山内氏光子を納《い》れさせ給ふ。
十二年己卯、三十三歳。東京におはす。中佐に任ぜられさせ給ふ。
十三年庚辰、三十四歳。東京におはす。近衛局出仕を罷《や》められ、参謀本部出仕にならせ給ふ。二品に叙せられさせ給ふ。
十四年辛巳、三十五歳。東京におはす。議定官を兼ねさせ給ふ。歩兵大佐に任ぜられさせ給
前へ
次へ
全7ページ中4ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
森 林太郎 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング