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老僧 よう御休みなされました。
いかがでございますか? 御気分は――
法王(力なく――なつかしそうに)大層よいのじゃ。
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第二の若僧が煙りのほそくたつ薬を持って来る。
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第二の若僧 お師様、
お薬を煎じて参ったのでございます。
どうぞ召上って――
法王 いろいろといかい御手数じゃ。
したがの、わしは今日《きょう》はもう、せっかくじゃが、薬は、いらぬのじゃ。
第二の若僧 どう遊ばしてでございます、
せっかく煎じて参りましたのに――
法王 心尽しは、存じて居る。
私《わし》の召されるのは必ず、今日に違いないと申す事を、わしは知ったのじゃ。
今まで、授かった、安らかな、快い眠りは、神のやさしい御心で、この世の、最後の眠りを楽しゅうさせ様がために下されたものなのでの、
わしは、久しい間神にお召[#「召」に「(ママ)」の注記]をして居たほどに誤たない神の御心を伺う事が出来るのじゃ。
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第二の若僧は暗い表情を
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