えて居る。
 秋の初め頃わしが白い着物を着てリンゴの木にのぼって枝にのぼって皮のままに大きな実をたべて居るのをそなたが見つけてのう、
 不意に斯うどなったのじゃ。
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そこに居るのはどこの下郎の子じゃ、
早う下りて参れ、折檻してつかわす。
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 とな。
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そなたの主人じゃ、わしじゃ。
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 と幾度申しても、
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いくらお小さくても皇帝におなりなされるお方は木にはおのぼりなされても下郎の子の様にかくれ食い等はなさらぬものじゃ。
もそっとお身を貴くお思いなされるものじゃ。
必[#「必」に「(ママ)」の注記]してわしのお主人ではないのがリンゴの皮のきたなく落ちて居るのでわかるのじゃ。
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 と申していつまでたっても立って居って、やがて向へ参いった時にこっそりと逃げて部屋にかくれて居った事があったのでの。
老  その様な事もござりま
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