対話
宮本百合子
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【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)此処《ここ》まで
|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)大|三叉《さすまた》
[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#感嘆符二つ、1−8−75]
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時[#「時」は太字] 神の第十瞬期
処[#「処」は太字] 天の第二級天の上
神[#「神」は太字] ヴィンダーブラ(壊滅、絶望を司る巨大な男性の荒神)
ミーダ(暴力、呪咀を司る中性の神)
カラ(死、涙、悲歎を貪食する女性の神)
イオイナ(智慧、愛、創造を司る女性の神)
その他 此等の神々の使者数多。
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天の第二級雲の上にある宮。もくもくした灰色又は白の積雲に支えられ、宙に泛んだ大卓子のように見える。
遙か彼方に、第一級、上帝の宮殿が、輝くパンシーオン風の柱列をもって眺められる。ヴィンダーブラ、ミーダと連立って、上帝の宮殿の方から、ぶらぶら自分達の住居、第二級天の方にや
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