居た。
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「いくつ位だろう?」
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と三つも四つも上の年を大抵の男は云って居た。
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「らいてうさんの御けらいだヨキット」
「違うよ、先にあの雑誌に出てた写真にあんなかっこうした人は居なかったよ」
「だってあんな頭してるよ、その年にしちゃあ着物の模様が大きいネエ、何だか分らないナ」
「いずれ女にゃあ違いなかろう」
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その人達は千世子にきこえないつもりでそんな事を云い合って崩れる様に笑った。水ごけをつけて居た人は一寸かおを上げて千世子の頭越しに群れの人達と笑い合って居た。西洋紙を上にかぶせて千世子に渡した。
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「源さんもHさんも、いらっしゃい」
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白いのどをふくらませる様に向うの水草を見て居る二人をよんだ。
千世子は、中から三本こまっかい花をぬいた。Hさんは衿に、千世子はリボンの間に、源さんはもてあました様に人さし指と拇指でクルクル廻して居るのを、
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「あんたはさすとこがないからここへしまっときなさいネ」
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