て千世子はまどのふちに指をひっかけ、Hはのり出して上から見下して話して居る自分達の様子に千世子は芝居のある場面を思い出して居た。
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「めったに庭に出ない人が今日はどうしたの?」
「何故って一々そんな事に説明をつけてる人なんかめったにありゃあしませんわ」
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千世子はすぐそれにつづけて、
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「でも気になるんなら云ってあげましょうか?――少し妙だ!」
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と笑うかん高な声が遠くの方にひびいて行った。
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「そんなに云わずといいじゃありませんか、何心なく云った事を――」
「そいじゃもう云いません。今日どっかへ行らっしゃらない? 歩るくに丁度好い暖さで気もかるいし!」
「まだかるはずみですよあんまり、今日とあした位はしずかにして居なくっちゃいけません、臭剥はまだのんでましょう」
「イイエ、悪い時だけなんです、あんまりつづけるとくせになってきかなくなっちゃいますもの。じゃ、今日はおとなしくしてましょう、でも何だか出て見とうござんすわね」
「いい気持ですネエ、ほんとうに、背中からコー羽根が
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