度と戦争なき世界を創ろうとする熱意に充ちているのである。第一次大戦、第二次大戦を凌いで来た、フランスの女性たちは婦人として最大の苦痛の中から起ち上って、自分達の新しいフランス人民の光栄のために平和のにない手として働こうとしている。その姿には感動させるものがある。
地球を血みどろにした第二次世界大戦が終ったとき、ローマ法王が、世界に向ってラジオ放送をした。彼は、全世界の婦人によびかけた。世界の婦人達よ、一人残らず起って政治運動をしなければならない。再びあなた方の家庭、夫と兄弟と息子達とを奪って、殺す戦争が絶対にない社会をつくるために、婦人達よ政治運動を起さなければならない、と。このことは私達の真心にも触れる言葉である。
日本に新らしく参政権を得た二千余万の婦人のうち、何十万人が、良人を失った妻であるだろう。その何万人が、息子を失った母であり、兄と弟とを失った女性であろうか。父を失ったあらゆる子供たちの将来の安寧と幸福を築き守るものは、共通の涙と奮起する心とを知り合っている婦人たちの実行ばかりである。
婦人参政権の問題がおこってより、お互によくこういう批評をきいた。日本の婦人は、実に
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