たものが勝ったもの、という神経の太いより合い世帯の社会で、個人というものの価値の目やすが、現代に近づくにつれて低下して来て、世に勝つための機会均等が、アナーキスティックだから、ギャングまで発育よくなって来てしまうのですね。日本の徳川末期の侠客、ばくちうちには、発生にモラルがあって徐々に堕落して町の顔役になったのでしょうが、ギャングの発生にモラルがあったでしょうか、ギャングについて私たちは本当を知りません、映画で妙に色づけられて居るに過ぎません。金力による腐敗のアナーキスティックな所産たる腕力、武力がギャングと化し、精神的暴力が宣伝病です。アメリカ気質はあって、個性はありません(この宣伝病の中に生れ育って免疫が出来なくてはならないため)ここがヨーロッパに比べて実に興味があるのね、ヨーロッパ諸国の知識人は過去の重しと争って個性というものをわがものとしました、そのままそこの国に定着しているから、歴史的圧力としての伝統のよさわるさと自我のマサツが今だに絶えなくて、よりひろい社会的自覚への道も個性の道を通ります。アメリカは何と表現していいかしら、物心づいたと一緒に自分たちを新社会の建設の中に移し
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