男のこういうのは、本当によくあります。ちっとも生活の輪が内からの力でひろげられて行かないところ。こういう性格も描くべきです。二人を比較して実に対照的よ。おくさんの方は、自然に反応して自然にひろげられてゆく、そういう傾向ですから。
 Kの殿様的我ままの消極性も似ていて。
 今の勉強が沈潜しなくてはならないというのは実にそうね。個人の範囲のことでなく、そうなのだと思います。そのことについてもいろいろ考え、私は会なんか実に出ない方よ。会歩きが馬鹿に人間をすることを痛感しますから。いろいろの場面に書かない、しかし会はもれなく出る、そういうことに意味はありません。出たら随分いろんな会があるけれど。たまに、きいて見たいことがある場合だけ出ます。物事がどううけとられどう判断されているか、謂わばその間違いのなかに或ものが語られているときがあってね、何故それがそう誤られて考えられるかということのかげに大きい真実が見られるような工合のときもあって、大いにうなずくこともあります。
 会の話やなんか、十分語らないので、そちらで御覧になると何だか変てこりんなのでしょうね。私がそういうところへ出てみる気になるポイ
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