ども、私は丈夫になったと思います。特に盲腸をとってしまってからは。愈※[#二の字点、1−2−22]重心をひくくして、勉強いたします。美しき精神の圭角を輝かしましょう。それなくて何の芸術でしょう。それからね、私は一つ笑われるような希望をもって居ります。それは、来年長篇をかき終ったら三四ヵ月それにかかりっきる大勇猛心をおこして、この間もうすこしのところで息を切らしてしまったもの、はじめっから読了してしまいたいということです。凄いでしょう? 何かそんないきごみもいいと思うのよ。せめてすこし本が出た折に。もし事情が許すならば。うんと倹約して、書くものはへらして。(勿論今のままにしたって、現に、正月号はしめ飾りだけでやっている、という実際ですから、自然それだけひまになるかもしれないが)ウンス、ウンスという勉強ぶり、楽しいでしょう? ものには、思い切ってやってよかったということがあるもので、何にでもそれはあるのだから。みんなは、文学文学と叫びながら文学からはなれて走る。私は書生になるの、益※[#二の字点、1−2−22]書生になるのよ。『改造』に有馬と佐々木惣一との対談あり、白髪の佐々木先生、「私は
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