ィフォーメイションが余り気に入っていないところもあるけれど、それでも、今の人としたらましの分ですから。
文学史クロニクル風にかかれているが、という部分。ここは今日非常にいりくんだ手法の必要となっている点で、私は決してクロニクル風に平面に見ていないのよ。流れの本質のくさり(腐敗)を抉り出すことで、それへの文学的対蹠の本質を感じさせようとしているし、その点でむしろ一つの流れの中から云いすぎている、自分の流れを客観的に描き出していないという欠点が生じていると思います。いろいろ弱点がありますが、あれは只クロニクルではないわ。あの調子は只のクロニクルにあるものではないわ。それにね、前の手紙でかいたように、文学上の流れが今日は一人のひとのうちに二筋に流れているようなところや、文芸批評を許さずというドイツのまねの気風があることや、いろいろ実に大した有様です。
流れるままにそれに添うて文学現象を並べてゆくことは文学史ではないと考えているのです。だからいろいろここに云われていること、大変有益だし、この次の仕事で高めたいと思います。
そして、再びここで今日つけられる題の感覚ということについて、意味ふ
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