は、ちゃんとあの当時いたしました。それは、お話したとおり。
 キュリーとナイチンゲールについて云われていることは全く当って居ります。あのとき、そのことについていろいろ考え、うまく書く方法を考えつかず、それに敗けて居ります。今になって考えれば、必しも書く方法が絶無ではなかったと思われます。その点はやっぱり弱いつかみかたでありました。フロレンスがああいう仕事についた時代のイギリスが、都市衛生について自身の安全のために関心を示さざるを得なかった、そのバックに立って彼女の活動も方向を見出したということは、どの伝記者も云っていないことで、フリードリッヒの英国労働者の生活状態についてかいたものからの勉強が助けとなっているのですけれども。
 働くひとの数のこと、この昭和四年一〇〇に対し女一一五・七というのは、繁治さんのくれた調査統計によったものでした。しらべておきましょう。どうもありがとう。誤植も玄人でもあるのね。岩波にさえあるのですからね、というのですものね。
「昭和の十四年間」について、どうかお心づきのこときかして下さい。あれは又五年ぐらいまとめ、ずーっとああいう風にかいて行って(つまり一貫した
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