う苦しさは、どこにもあなたの妻であるということからの救いはないのよ。おわかりになって? あなたにかかわりない全然私のくちおしさ、苦痛であって、しかも、ことの結果があらわれれば完全にあなたの上にあらわされるということで、堪えるに堪えがたい苦痛がまさるのです。何という気持でしょうねえ。何という気持だったでしょう。ああ、といきなりは、生きていられない、という風に思います。それだと云ってどうするのだろう、つづいてそう考える。自分をそのことによってあなたから切りはなされたものと感じ、しかもそんなおそろしい孤独の状態の中から、全く密接に大事なものにかかわってゆくいきさつがまざまざと見えている。あんな気持って。
 悄気《しょげ》てるの話ね。そういう言葉の表現で、私は一度も云いあらわした覚えはないと思います。だって、そうではないのですもの。ただ、体が随分参っているということは話したでしょうが。この手紙で、あなたが云おうとしていらっしゃることの本質はよくわかりますから、こまかく一つ一つを訂正するというような意味ではなく、ね。
 私には、あの時分、行くたんびに、どうせ命はおしくないんだろう、私だってその位
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