にカッコして文芸評論とあると心をひかれはしますでしょうね。目下考え中です。中公、紙不足で、原稿が手に入ってから半年もかかる由。ひどい話ね。しかし金星堂のだって略《ほぼ》その位になります、だからなお早くやらなくてはね。
「諸国の天女」は、つい先日手紙が来て、ずっと私のかくもの、細かいものもよんでいました由。強い[#「強い」に傍点]という性格だけのことなのでしょうか。
 この頃は、文芸家協会再組織、評論家協会再組織、あちらこちらです。会員であることには変りなし。
 さて、例の表。中途になりましたが、九月三日以後きょう迄ね。
  甲四  乙十五  丙四
 ああ一頁、一頁。やっと十八頁、ごめんなさい。全くこれはつらいわね。血をはくホトトギスよ。全然同情お出来になりませんか、それとも少しはお出来になって? ところどころでは女学校の代数の時間のように切なくなります、あなあわれ。そして、一番私の血肉になったのは「空想より」と「家族」、それから「デュ先生反駁」などであったと思いますというと、がっかりなさること? でも一方から云えば、実に明快ね、なんて云ったら大うそですし、ね。
 あした参ります。ではも
前へ 次へ
全590ページ中400ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
宮本 百合子 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング