誰もはかかないものになってうれしいと思って居ります。よかったわね。それに、これをやったために図書館で準備的な調べはやれる習慣がついて、私としては大しためっけものだと思います。何だか心づよい。一昨年は本が買えないということで、やっぱり生活の気分を圧せられました。ここも新刊は不十分ですけれども、それでも自分がしっかりテーマをつかみさえすれば何かは出来ます。そういう自信は小さい小さいことですが、でもやっぱり一つの生活上の実力よ。なるほど、こういうところなのだナと現実の生活力というものについて考えます。
私の前にいるのはクリーム色のブラウスをきた娘さんで、女子医専か何かのひとらしくドイツ語の文法をひっぱって一生けんめい作文中です。右のとなりはおとなしい日本風の娘さんで、キレイにキレイに何かノートとっていて、一寸字を間ちがえるとナイフで削って、ひょっと見るといつの間にかつっぷして眠っているの。おとなしい動物らしさが可笑しいような、気持わるいような。
お恭ちゃんの兄さんが、自分の働いている村の健康調査の仕事をまとめてレポートをつくりました。それを貰いました。農村の生活事情の分析を土台として、結
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