から九日にかいて下すったの、けさ、ありがとう。五日のお手紙へのお礼は、六日に申しましたね。国府津も空気こそ袋へ入れてもってかえって、あなたに吸わせて上げたいと思いますが、生活条件がハガキにちょっとかいたようでね。なかなかちょくちょくとはゆきません。その点では鵠沼はましですね、咲枝もつくづく云って居ました、何しろ海は荒くて子供(大人だって)入れないし、全くの漁師村ですから野菜もすくないし。切符のものは別途に手に入れる方法がないし。行くとき国男にたのまれて、台所で使う炭をもって行ってやったのよ、そんな工合。石炭も持って行ったのですって。ですものね。三四日一人でとはゆきません。おしいものだが致しかたなしです。バスがこの頃は大分あやしいの、昼頃はよく休んでしまうし。愈※[#二の字点、1−2−22]《いよいよ》閉口です。でも何とかして折々息吸いにゆきたいとは思って居ります。大磯のようなところは町そのものが外から来る人々によって生計を立てているようなものだから、わるいところもどっさりあって、しかし、今は物資はやや円滑でしょう。全く国府津は、使えるような使えないような、ごちゃごちゃしたところとなりま
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