来月は何にしましょうね。私は今迷っているの、もうきりあげてしまおうか、それともいようかと。ここに水野仙子の本は一冊もなくて弱ります。

 七月十四日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕

 これは、この間お話のあった支払いに関することだけの手紙にいたします。
 七月八日づけのお手紙にあった九月二十二日請求の分二通というのも判りました。あれは本当にそうでした。あの節、ともかく一応と云って私が払っておいて、あちらへ話すと云って受とりを先生もって行ってしまっていたので、受とりだけしらべたのでは分らなかったのでした。帳面とつき合わせ判明いたしました。あれなんか性質から云って勿論申します。
 八月三十一日支払の分三通もわかりました。これは月曜日に行って、先ず上げるものをあげて、それからすっかりはっきりするよう、書きつけを渡します。
 今年に入ってからは、今回のが初めてです。その内わけは左の通り。
                          @5.3銭
 一、林鐘年予審             四通│ 二一二枚 │一一・二四
 一、蔵原惟人              二 │ 一九二 
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