起床    消燈
二十一日 七・〇〇  十時
二十二日 七・三〇(小説かきはじめる)一〇・二〇
二十三日 七・一〇 一〇・三〇
二十四日 六・四〇 一〇・四〇
二十五日 七・〇〇 一一・〇〇
二十六日 七・四〇  九・五〇
二十七日 六・五〇 一〇・三五
二十八日 七・〇〇 一一・一〇
三月一日 七・四〇 一一・三〇
  二日 八・〇〇 一〇・四五頃
    ――○――
 でくまひくまについて云えばやはり、浮きつ沈みつ反落線を彷徨して居ります。でも勘弁ね。(つきものがつくと頭が冴えるというか。)
 これからのプランは、この線を平らにすることと、本よみとをやりつつ、次の書くものをおなかのなかでこねる仕事です。或は間もなく伝記にとりかかろうかとも考えて居ります。
 朝そちらにゆき十一時ごろはかえる。決して、それだけの時間や何かで計り知れぬ印象をうけますから、この間うち、ものをかくとき印象から脱するためにもかえって早昼をたべてすこしずつ、三十分ぐらい眠りました。そういうのです、ひどい集注でしょう、五分、十分が。つづければ一日そのうちに生活しつづけます。去年の後半はそのようでした
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