げられて居ませんものね。だから伝記もさまざまね。伝記の精髄(それぞれの専門において)がぬけた伝記も多いわけです。
 きのうは、午後から『輝ク』の(時雨女史の会)歳末会があって久しぶりで出席したら私が丈夫そうになったと口々に云われ、何をつけていてそんなに艶がよいのかと云われ、一々朝起き早ねをその原因として申しのべました。どうもありがとう。残念なことにはそれにつけ加えて一々、それは誰が私に仕込みつつあるかということを云えなかったことです。つやがすこしよくなればすぐ目をつけてくれますね。もっとせっせと垢《あか》おとしをやっているところのつやについては皆目めがつかぬ。あなおもしろ。ふと、日を考えちがえしていて、きょうは二十一日ね。手帳を見て、丁度表のためにも区切りの日でした。
 では、お約束を果して、この手紙はおしまい。花は二十四日ね。
    表
    起床     計温   就寝      計温
11(金)六時四十分  林町デ熊ニナッテ居テトラズ 十二時十分   六・七
12   六時四十五分 六・五  九時      六・四
13   七時     六・五  十時十五分   六・三

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