[五時半六・六(夕飯六時)
 食事 七・四〇     十二時     夜八時半六・三
 朝は七時から七時十五分すぎまでの間に床から出ます。それから身じまいして、計温して、食事して、仕度して、家を出るのは八時十五分過までのうちです。原っぱを通って、受付へ行って、多勢待っていなければいつも大抵九時十五分前ごろ、待合にかけます。これはおきまりの時間表で、ずるとしても五分から十分の間です。土曜月曜はこの刻限から二時間前後待って本を読んでいるわけ。この次の月曜は一奮発してすこし早くして見ましょう。この切手お気がつきましたか? 民間機をつくるためだそうで、国男のくれたのを見本に。おかぜを呉々大事に願います

 九月二十五日夜 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕

 九月二十五日  第五十六信
 きょうは可笑しい借家人物語を二つ。
 きのうひるから殆ど二ヵ月ぶりで栄さんのところに向って出かけました。七月中旬ごろからマアちゃんが工合わるくしているし、繁さん勤めはじめたし、細君はいそがしかったし、病人のベッドのわきで喋るのもいやであったから、お互に。
 マアちゃんよくなった。それに、私は、ああ二日
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