ワでにかくべきだったのをのばしているので次の部分は二月頃にするか三月にするかします。
第一、第二、第三部になる予定です。 1931 頃から '36 位に及ぶ。私は昔云っていたようにこの小説では、外面的な事件を主とせず、社会の各層の典型的な諸事情と性格と歴史の波との関係を描き出してゆきたいのです。恐らく一遍書き終って随分手を入れなければなりますまい。しかも、室生犀星、佐藤春夫、中村武羅夫というような人々は、私の小説を見ると持病のゼン息が起ったり、はきそうになったりするのですって。お互様に辛いことです。
小説は長いもののつづきのほかに、「築地河岸」25[#「25」は縦中横]と「鏡の中の月」18[#「18」は縦中横]とをかいた。今年はそれでも、すこしは小説を書いた方です。段々かけてくる。来年はもっと小説に重点をおきたいのですが、短いいろいろの評論風なものも、自分の趣向からばかりでなくやはり書く方がいいと思い(金のことに非ず)閉口です。十月には多分もう書いて上げたと思いますが、『新女苑』(祭日ならざる日々)12[#「12」は縦中横]、『婦公』20[#「20」は縦中横]、別に15[#「15」は
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