ロレタリア文化から生れた新しい作家こそ、ドシドシと出なければならない。新しい世界観、実践、階級的教育で鍛えられ、生粋に社会主義建設時代を代表する作品が送り出されなければならない。
 各地方支部ラップが、生産の場所における労農通信員を中心とする文学サークルの活動を過去一年間正しい方針で熱心にやって来た結果、昨今極めて興味深い本がポツ、ポツ出版されるようになって来た。
 例えば、或る工場内の文学突撃隊《リト・ウダールニク》が中心となって、自分の工場で社会主義建設はどんなにして行われているか。その生産における一般的関係、その工場だけの独特な条件、それを掌握する革命的ウダールニクの活動とその間に起るさまざまな插話等を、共力して芸術的記録にまとめ上げてゆく仕事だ。これはねうち[#「ねうち」に傍点]がある。こういう文学的共働は、例えば「ラップ」の作家たちが時々やる労働者との合作とは又ちがって深い実践的な階級的基礎をもっている。
 彼等は文学活動の必要のためだけに集ったのではない。ある一つの工場が五ヵ年計画を基本とした自身の生産プランを大衆的に受け入れた瞬間から今日まで、そこの仲間は機械によって結ば
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