なる、様々に変ってやがて馬鹿にしたようにプッととんでってしまうから。

     第四日

 人間が無念無想になる時は、一日の中に可成沢山有る。私の一日中に無念無想になる時には、
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 朝起きてかおを洗う時……手拭に水をためて顔にあてた切那、
 あくびをする時、あついお湯にしずむ時、だるくってそ□□□[#「□□□」に「(三字不明)」の注記]けんになった時、ハッと思った時、
[#ここで字下げ終わり]
 こんな時になる。
 又、一番下らない事をしみじみ考えるときは、
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 ひざを抱いて柱によっかかった時、
 団扇の模様を見て居る時、
 人のものをたべるのをはたで見て居る時、
[#ここで字下げ終わり]

 障子の棧を算えて居ると妙に気が落つく、又蠅の糸の様な足を二本合せておがんだり、三本合わせておがんだりして居るのを見るといやに面白い中にせわしないイライラな気持になる。

 人のかおが可愛いなんかって云うのは、赤坊のかおを標準にして居ると或る人が云ったけれ共、なんだか若し大人が赤坊のかお通りならずいぶんまのぬけたものだろうと思われる。

 のんきは――
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