一九二七年春より
宮本百合子

−−
【テキスト中に現れる記号について】

《》:ルビ
(例)紅怨《うらみ》

|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)田山|花袋《はなぶくろ》

[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
(例)凍って歯にしむみかん[#「みかん」に傍点]
−−

 ○雲に映るかげ
 ○茅野の正月
 ○ゴーゴリ的会の内面
 ○アルマ
 ○花にむせぶ(Okarakyo の夫婦、犬、息子(肺病))
 ○となり座敷(下スワの男、芸者二人。自分、Y、温泉)
 ○夢、


     雲に映る顔

 ○夕やけの空を見て居る。
 ○家に居なくなった母
 ○雲が母の顔に見える
 ○子供山の向うに行ってしまう

     ○茅野

 ○かんてんをつくる木のわく沢山雪の上にある。
 ○寒い日当りのよいところがよい
 ○夜のうちに凍らす

     ○甲府

 ○兀突と結晶体のような山骨
 ○山麓のスロープから盆地に向って沢山ある低い人家
 ○山嶺から滝なだれに氷河のような雪溪がながれ下って居る。
 ○枯木雪につつまれた山肌 茶と色[#「色」に「ママ」の注記]との配色 然
次へ
全25ページ中1ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
宮本 百合子 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング