バルザック
宮本百合子

−−
【テキスト中に現れる記号について】

《》:ルビ
(例)若武士《カデ》

|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)情熱のため|の情熱《の哲学的》は

[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
   (数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#丸A大文字、613−18]

*:不明字 底本で「不明」としている文字
(例)或る要石を**しよう。
−−

     「幻滅」より。又それからの連想

○二人の友は 未来に輝く二人の運命を全くごっちゃにして考えていた。
[#ここから2字下げ]
 よしや輝やかないにしろ、そういうことはある。
 十三年 執筆の出来なかったとき 自分ものを売った。そしてIに五百円もって行った。コーヒーやをやると云って研究したり金の苦面したりしていたから。いろんな話していたときK、
「あなたがやるんじゃない、僕らがやるんだよ」
 自分がやる と、思っていたわけではないが、自分は何となしそうけじめのつけられたことをおどろいた そんな感情
[#ここで字下げ終わり]
○二人の青年はい
次へ
全8ページ中1ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
宮本 百合子 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング