ブノーマルな崇拝
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○相手がない ということは田舎での最も不都合な点である。
◎マダム・ボバリーのテーマは本質的にどこにあるか?
○作家がその作品の中に自分自身を讚歎するように
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×女性的なずるい依存的亭主は女房を讚歎する
×或は田舎にいて 自分を表現し得ない女が、一人の他人を賛美することで 自分の夢をはぐくむ。
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○その女が麦死なずをよむ そして悲しみいきどおりを感じる。
○家のあととりのために、早く十六七で結婚させられた女の二つのタイプ
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※[#丸A大文字、613−18]いつも自分の生活は 自分のものでないという反抗心をもっている
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○自分のあるかないか分らない才能の萎靡を誇張して考えている
○良人の現実的な関心に対して精神を主張する
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※[#丸B大文字、614−2]梅子の場合、変に甘え 自分をすて エロティックで 子供がうめない。そんなことも早い結婚に結びつけ、エロティックな甘えになる。
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○そして
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