、それはナチス軍のソ連侵入の二月前に仕上った。原稿はそのままリヴォフ市にのこされ、リヴォフ市が赤軍に奪還されるまで四ヵ年ちかくかくされたままであった。「湖水の星」は、ナチスの侵略で旧いポーランドの権力が崩壊し、西部ウクライナが解放され、そこに新しい農地と新しい人間関係が生れいく姿が描かれた。
ワンダ・ワシレーフスカヤは、現代の能力ある前衛婦人の一つの典型のように働いている。世界平和と民族の自立、人民の自由と文化のために彼女が必要と感じるあらゆる形で働いている。
[#地付き]〔一九四八年七月〕
底本:「宮本百合子全集 第十三巻」新日本出版社
1979(昭和54)年11月20日初版発行
1986(昭和61)年3月20日第5刷発行
底本の親本:「宮本百合子全集 第十一巻」河出書房
1952(昭和27)年5月発行
初出:「アカハタ」
1948(昭和23)年7月2日号
入力:柴田卓治
校正:米田進
2003年4月23日作成
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