来る。
どうだ、プロレタリアートと農民は、遂に勝った。暗かった、シベリアの山奥に新しい炭鉱区を開拓したのは、誰か、大衆のソヴェト権力だ。暗礁だらけのドネープル河を八一〇、〇〇〇馬力の世界最大の発電所と変えたのは誰だ、これもソヴェト同盟のプロレタリアと農民だ!
中国ソヴェト建設のために、射殺され、首をつられた中国同志の写真も少からず飾られている。ポーランドの暴圧に抗する大衆の写真もある。
革命博物館は今こそ、主としてロシアの革命史を、材料としているが、今にここに世界プロレタリアートの解放の輝かしい歴史が、飾られる日が遠くないのだ。[#地付き]〔一九三一年十一月〕
底本:「宮本百合子全集 第九巻」新日本出版社
1980(昭和55)年9月20日初版発行
1986(昭和61)年3月20日第4刷発行
底本の親本「宮本百合子全集 第六巻」河出書房
1952(昭和27)年12月発行
初出:「戦旗」
1931(昭和6)年11月7日ロシア革命記念特別号
入力:柴田卓治
校正:米田進
2002年10月28日作成
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