芥川は「生活的宦官に生れた彼自身を軽蔑しずにいられなかった」
  「天上から地上へのぼるために無残にもおれた梯子である」芥川

     敗北の文学
  「小ブルジョアジイの諸属性の中で「自我に関する思索」こそが基本的な一線であることを知るのである。」p.16
  しかし、小ブルジョアジーの世界観の枠内にとどまっている以上、思索する「自我」を救い出し発展させる可能はない。
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底本:「宮本百合子全集 第十八巻」新日本出版社
   1981(昭和56)年5月30日初版発行
   1986(昭和61)年3月20日第2版第1刷発行
初出:同上
入力:柴田卓治
校正:磐余彦
2004年2月15日作成
青空文庫作成ファイル:
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