して見ている、
※[#丸3、1−13−3]
p.19「地獄変」「野蛮な芸術的法悦に云々」――伸子は野バンナという形容詞にはっとした、それは彼女が感じていたものだったが、ヤバンと云い切れなかったものだった、
芸術至上主義者であって、そうあり切れなかった彼[#「彼」に枠囲み]社会と芸術についての二元的な動揺を統一的な均整におこうとしたすてばちな努力
※[#丸漢数字五、646−2]、強くリアリスティックになれない彼、ロマンティシズム 美を(時代と場所との制限をつけない美)歴史的素材 エキゾティックな世界 奇蹟に見そ[#「そ」に「ママ」の注記]うとした
「大導寺信輔の半生」これらの作品は凜々とした気魄をたたんでいる点において 私の好むものである。p.13
「が私は「奉教人の死」の情熱を愛する」p.23
こういうことばの中に筆者は自分[#「自分」に傍点]というものの責任を明かにしている――意識してかしないでか。芥川の作品にひかれる点を率直に示しつつ それをひっくるめて客観的に批判している そこにある独特さ。
超人であろうとする小市民性 プレハーノフ
p.36
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